LCRメーター レビュー
●ユーザーレビュー 【チップ測定器】・・・ ピンセット形 LCRメータースマートスイーザ ST-SBM
皆さんチップ部品はどう扱っておられますか。
実験でチップ部品の取り付け、取り外しをしていると作業台の上にはチップが散在する状況になります。ここに置いたのは330pF だったと思いつつも、間違って取り付けた後の測定やり直しを考えると、新品を使った方が安心なので、さらにチップの残骸が増えていきます。
しかし、新品と言っても社内のチップキットでは、誰が間違った位置にチップを戻しているか分かりません。重要な部品の場合は、当社で唯一のチップ測定治具のついた HP4195A で値を確認します。しかし、HP4195A は電流を入れてから使えるまでに分の単位でかかるので、確認しようかしまいか悩む時間が生じてしまいます。トランジスタ技術の広告を見ると A 社でテスターにチップ測定用のプローブをつ付ける方式でのピンセット状の治具が4,000円程で売っています。買うことを検討していたのですが、秋葉原に行ったついでにと思いつつ、いつも買い忘れていました。
そうして時間が過ぎていたのですが、雑誌広告にチップ専用のLCR メータが売っているのが目につき、アダプター方式より使い勝手が良さそうなので購入して見ました。「スマートツイーザー」という名称です。
「写真1」 に、スマートツイーザーの表示画面例を示します。インダクタンス表示時は、等価直列抵抗値も同時に表示されます。表示桁は5 桁もありますが下2 桁は、安定しない場合が多いようです。試しに測った結果を「表1」 に示します。「写真2〜4」に比較に使った測定器を示します。33pF の容量時が規格の5%を越した6.3%になっていますが、リード線の容量と、基準の測定器側の誤差を考えると、本当にオーバーしているとは言い切れません。コンデンサに関しては、E-12 ステップでの区別は付けられる精度ではないかというところです。
写真1(スマートツイーザー) 写真2 (HP4275A)

写真3 (ケイスレー社 4196) 写真4 (TDY社 TM-1805)

表1

ピンセットを狭めると電源SW が入る構造だと便利ですが、残念ながら上部にある選択SW を押して起動する必要があります。電源は、30 秒の操作無しで切れます。最初は電源を切るモードを一生懸命捜してしまいました。iPod でも電源OFFで悩んでしまいました。
LCR の区別は、基本的には自動で判別されるので楽です。しかし、470μH とか0.33μH のようにL値が大きすぎるか小さすぎると抵抗として測定されてしまいます。その場合は、固定モードもあるので、インダクタンス時はインダクタンス固定モードにした方が良さそうです。

●スマートツイーザー購入ページhttp://trsg.ev.shopserve.jp/SHOP/ST-SBM.html
2007-11-02 14:50
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